ガミースマイルとは、笑った時に歯茎が目立ってしまう笑顔のことを言います。
学生時代などに「ハグキ」とか「グッキー」のようなあだ名をつけられて、コンプレックスでうまく笑うことができない人もいます。最も魅力的な表情であるはずの笑顔に自信がない、人前で笑いたくないという気持ちは本人しか分からないほどつらいでしょう。
実は、ガミースマイルは治せるということを知らないで悩んでいる人が多いのです。しかもたった1回の手術で美しい笑顔を取り戻し、笑顔輝く人生を簡単に取り戻すことができるんです。
マイルドなガミースマイルは、歯の長さに対して25%以内、極端でないガミースマイルは、歯の長さに対して20~50%、進行したガミースマイルは、歯の長さに対して50~100%、深刻なガミースマイル歯の長さに対して100%~というのが目安となります。
ガミースマイルはスマイルラインを作った時に、歯に対してどのくらい歯茎が見えるかによって程度が決まります。リップラインが上がりすぎていないか、歯冠長が短すぎないか、歯の位置が下や前に出ていないか、というところもポイントになります。
上唇と小鼻を引き上げる「上唇挙筋(じょうしんきょきん)」が強いと、唇が歯茎の上まで上がり、笑ったときに歯茎が目立ってしまいます。また、筋肉に強い緊張があると、笑ったときに上唇が薄くなります。
上あごが大きかったり、下あごが正常より小さい場合、骨に原因がある可能性があります。原因は遺伝、成長不足、若い頃の食生活、口呼吸、悪習慣(唇をかむ、下顎に肘をつく)等が考えられます。10~12歳くらいまででしたら、歯を正しく使い、かむ刺激を与え、口を閉じる習慣をつけることで修正が可能です。
歯の面積が小さく歯茎が広いと話す時や笑ったときに歯茎が目立ちます。また、上顎に問題はないが前歯が出ている方は、幼少期の指しゃぶり、下唇をかむ、下で前歯で押す等のクセが原因の方が多いようです。
歯冠長(歯の見えている部分の縦の長さ)が標準サイズ(中央の前歯の長さは11.3mm程度)か確認してみてください。
ガミースマイルの原因は大きく分けて、【歯が小さすぎる】【歯の位置が下前方すぎる】【上唇があがりすぎる】の3つに分類できます。その程度や組み合わせに応じて治療方法を選択します。
歯が小さすぎる場合は、歯肉切除、クラウンレングスニング(歯冠長延長術)での治療。歯の位置が下前方すぎる場合は、クラウンレングスニング+セラミック矯正、インプラント矯正による治療。上唇があがりすぎる場合は、LIP(上唇粘膜切除術)、ボトックス注射による治療になります。治療ごとの事例や詳細は各メニューからご覧ください。
歯並びが悪い場合に、歯冠長延長術に加えてセラミックの被せ物の治療を併用する方法です。歯冠長延長術で歯茎の位置を変えて、セラミック矯正で歯の位置や形を美しく整えることができます。
様々なガミースマイル治療によって、笑顔を取り戻した症例をいくつかご紹介いたします。
ガミースマイルといっても、様々な症状や悩みがあります。どこまで気にするのかは人によっても異なります。そんなガミースマイルの様々なケースを症状や悩みごとにご紹介します。
トラブルの一例をご紹介します。ガミースマイルの治療にも様々な方法がありますので、ご参考いただき、治療の前に正しい知識を知っておきましょう。