事前に治療計画や起こりうるリスク、そして費用などを説明(インフォームドコンセント)
をしていれば基本的にこのようなトラブルは避けられます。
ただ、人間は忘れる生き物なので、どんな説明をしたのか同意書や治療計画の書面とサインを行うことが、後々の誤解を防ぐことができます。
医療行為というものに100%はありません。人の体がどう反応するのかは、統計学的なものでしか言えないのです。たまたまあなたのケースで稀なことが起きればその対応に時間と費用がかかる可能性はあります。
通常は、そのリスクについても事前説明をするのが原則なので追加費用の可能性も含めた説明の範囲内になるべきでしょう。もちろん、100%の確率で未来を予測することはできません。
審美治療の最も多いトラブルは「思ったようにならなかった・・・」「自分の理想とは違う・・・」です。
なぜ、このようなことが起きるかというと、美しさは主観だからです。患者さんが思う美しさと医療側が思う美しさは必ずズレがあります。
そのために事前に治療の限界の説明やシミュレーション画像や模型などのビジュアルツールでそのズレを最小限にしておくことです。
あとは、治療後に後戻りしたとか、入れたセラミックが割れたなどのトラブルに対する保証内容も確認しておく必要があります。