日本ガミースマイル研究所
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ガミースマイルの原因とその治療とは!?

笑うと歯茎が見えてしまう口元をガミースマイルと言います。程度には個人差がありますが、ガミースマイルのせいで思いっきり笑えない方もいらっしゃるそうです。しかし、ガミースマイルは審美歯科での治療が可能です。ガミースマイルの原因・治療法について詳しく解説します。

ガミースマイルの原因

ガミースマイルの原因の多くは骨格や歯にありますが、主に次の3種類に分類されます。

骨格や歯の形状に原因

骨格の問題としては、上顎の骨が縦に長い、もしくは前方に出ていることが原因になります。また、歯が前に出ていることもガミースマイルの原因のひとつです。

ガミースマイルの方の多くはこの骨格や歯に問題があるタイプです。上顎の骨が長くなればその分唇の長さが相対的に短くなるので、通常よりも歯が短くなります。また、ガミースマイルの原因が骨格にあるケースでは、原因が複数にまたがることが多い点が特徴です。

上唇を引き上げる筋肉や上唇の長さに原因

上唇には表情筋の一種である上唇拳筋群があります。この筋肉が発達し、笑ったときに上唇が過剰に引き上げられると、スマイルラインを作ったときに歯茎が見え過ぎる原因となります。他にも、上唇が短いと歯茎が見えやすくなるためガミースマイルの原因となります。

歯茎の粘膜の発達に原因

歯茎の粘膜が発達しすぎて、本来必要とされる以上に歯を隠してしまうことがあります。

歯茎の過剰な発達を促す原因としては、デラティンやシクロポリンなど特定の薬剤投与やカルシウムの流れがブロックされたこと、歯科矯正処理、口腔矯正がうまくいかず炎症を起こすなど歯周病に対して間違った口腔修復が行われたこと、遺伝やメタボ、上顎骨の成長によるものなどがあげられます。

審美歯科を行う医師の腕が問われる『ガミースマイル』治療

様々な方のコンプレックスの元になっているガミースマイルですが、これは審美歯科で治療することができます。そのアプローチは、上唇を上がりにくくするか、歯茎を削る方法か、歯の位置を変えるかの3種類に大きく分類されます。患者さんに合わせた治療方法を選択する、もしくは両者を組み合わせて行われることが一般的です。

ボトックス注射で上唇をあがりにくくする方法

上唇拳筋群が強く上唇が上がり過ぎてしまうことが原因であるときには、ボトックス注射もしくは上唇粘膜切除術を行います。

ボトックス治療はボツリヌス菌という神経毒の一種を注射することで上唇が上がり過ぎるのを防ぐ方法です。個人差はありますが、一度の注射で4~6か月程度効果が持続します。

上唇粘膜切除術は、歯に対して顎の骨が長い方や、上唇がよく動く方に対して行われる治療方法です。この方法では、歯肉組織と上顎の歯の上の粘液膜に切り込みを入れて組織の一部を取り除いた後、歯肉組織をカバーするようにして上唇が理想となる部分に来るよう縫い付けます。こうすることで上唇拳筋群の動きが制限されるため、ガミースマイルを解消することができます。

過剰な歯肉を取り除く方法

歯肉組織の過剰な発達がガミースマイルの原因となっている場合には、ガムシェイプもしくはフラップオペと呼ばれる手法で過剰な歯肉を摘除します。両方とも歯肉に対するという目的は同じですが、過剰な歯肉の取り除き方に違いがあります。

●歯肉切除

前者は比較的マイルドなガミースマイルに対して行われる、歯肉組織を取り除き輪郭線を形成する方法です。歯肉の切除には歯科レーザーもしくは放射線外科を使用し、2週間程度で歯肉は治ります。

ガムシェイプは余計な歯肉自体を削りますので、ボトックス治療に比べ効果が長続きする治療方法です。

●CLP(歯冠長延長術)

ガミースマイルの程度が重い方にはフラップオペを実施することもあります。これは歯周病に対して行われる手法で、骨と歯肉組織を切り離し過剰に発達した歯肉を切除していきます。最後に残った歯肉の表面を縫合することで、歯茎は短く、そして歯を長く露出させることができます。

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